よくいるバイトの先輩~スーパーの化身~
僕はスーパーの搬入・品出しのバイトを夜間しています。
そこに50代半ばの先輩がいまして、
ひょろひょろでハゲているので、見た目はガイコツそのものです。
その先輩はスーパーでのアルバイト歴30年以上という強者でして、
数々の特技があります。
その一つが「かご台車2台運び」。
通常スーパーでは、トラックで商品を搬入する際、
かご台車というもので商品の運搬をします。
たいていは商品を満タンに詰め込むので、
かご台車一台で数百キロの重さになります。
僕のような新入りは一つ運ぶのもしんどいのですが、
先輩はラクラクと、かご台車を二つ同時に操り、
そのままお客さんにいる店内へと運んでいきます。
さすがスーパー歴30年…。
全く力を入れている様子もなく
ひょろひょろの体と巨大なかご台車がスイスイと店内へと吸い込まれていく様子を
後ろから見ていると、かご台車と先輩のどちらが「本体」なのかわからなくなってきます。
完全に同化しているんですよね…。
まさに「スーパーの匠」。
ただその
「やせ細った体が巨大なものにくっついて、脱力したまま運ばれていく」
ということで、どうしてもダブって思い出してしまうものがありまして。
デモンズソウルというゲームで、
亡者が竜にぶら下がったまま運ばれていくシーンです。
悪気は一切ないのですが、
これを思い出すと、ちょっと笑ってしまいます。
繰り返しになりますが、悪気は一切ないんです。
面白い人で、仲良くさせてもらっていますし。
でもそんな先輩にひとつ苦言を呈させていただきますが
「毎晩ウイスキーをストレートで10杯飲んで意識を失う」
という破滅的な睡眠方法はやめましょう。
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